走るビジネスマン

つい最近までリユース・リサイクル業は非常にアナログな業界でした。不用品回収業者の集客は拡声器と軽トラックで行われ、中古品の買取サービスもせいぜい質屋などで行われる程度でした。インターネットをはじめとするテクノロジーとは無縁だったと言っても過言ではありません。

しかし今や集客の大半はインターネット経由、海外の個人客による越境ECが中古市場でも増え始めているほか、買取査定には人工知能が導入されるようにもなっています。このような状況においては、新しい情報をいち早く手に入れ、新たな事業展開に活用することが重要になります。

2019年10月23日に開催される、リサイクル通信主催のイベント「Reuse×Tech Conference for 2020」は、「テクノロジーで変わるリユース市場の未来を語ろう」をキャッチコピーに、参加者に対して最先端の情報を提供し、リユース業界におけるテクノロジーの可能性を探るイベントです。

ここでは、情報収集にぴったりといえるこのイベントの概要を紹介するとともに、参加のメリットについても考えます。

INDEX
  1. 「Reuse×Tech Conference for 2020」とは?
  2. Reuse×Tech Conference for 2020に参加するメリット
  3. まとめ

「Reuse×Tech Conference for 2020」とは?

Reuse×Tech Conference for 2020
引用元: https://www.recycle-tsushin.com/reusetech2020/

「Reuse×Tech Conference for 2020」は、株式会社リフォーム産業新聞社が運営する業界紙「リサイクル通信」が主催するイベントです。

<イベント概要>
・日時:2019年10月23日(水)
・会場:東京都港区新橋1-12-9 A-PLACE新橋駅前 5F
・時間:10時会場、10時30分スタート、18時終了(懇親会〜20時)

開催は今年が初。楽天やイーベイ、オークファンなどの業界を引っ張る企業が特別協賛に名を連ねており、全20講座のセミナーが開かれるほか、以下の12社による無料展示・相談ブースも設けられます。

・イーベイ・ジャパン株式会社
・株式会社オークファン
・株式会社ウリドキネット
・グラムス株式会社(ZenFotomatic)
・スタークス株式会社(CScloud)
・合同会社リコア
・シーエスアーキテクト株式会社/コンピュータシステムサービス株式会社(タロスPOS)
・株式会社ワサビ
・LISUTO株式会社(Lisuto AI)
・株式会社リユース(REUSE SYSTEM)
・株式会社マーケットエンタープライズ(おいくら?)
・株式会社メキキ(MEKIKI)

セミナーに関しては20講座のうち10講座が有料で要予約、残り10講座は無料ですがこちらも予約が必要です。有料講座は2019年9月23日まで一般5,400円のところ、早割価格3,240円で販売中(2019年8月30日現在)。講演テーマや講演者などの情報は、本イベントの公式サイトから確認できるようになっています。

イベント終了後には18時から20時に、参加者・出展企業・講師による懇親会も開催されます(有料、要予約)。

Reuse×Tech Conference for 2020に参加するメリット

握手

業界の最新の情報やノウハウが集まるReuse×Tech Conference for 2020ですが、情報収集以外にも参加のメリットはあります。それはすなわち人脈です。

本イベントには中古ECのプラットフォームを提供する企業や、中古品在庫の管理システムを提供する企業、AI鑑定システムを提供する企業など実に様々な企業が参加しています。そのため講演を聞いたり、相談ブースで話をしたりするうちに、ビジネスパートナーになる可能性は十分あります。

出展企業や講演企業だけでなく、参加者とビジネスパートナーになるチャンスもあるでしょう。

たとえばリサイクルショップ同士なら在庫を融通し合ったり、買取情報の共有などで提携したりすることも考えられます。また不用品回収業者や便利屋業など、不用品回収事業を行なっている場合は、提携先のリサイクルショップが見つかるかもしれません。

一社で実現できることは限られていますが、様々な知識や技術を持っている会社が集まれば、新しい事業のアイデアが生まれるきっかけになります。Reuse×Tech Conference for 2020は単なる情報収集の場だけでなく、新たなビジネスチャンスに出会う場とも言えるでしょう。

まとめ

インターネット社会の現代においては、大半の情報が簡単に手に入ります。しかし本当に価値のある情報は、今なお人づてに聞くものである場合が多いのも事実です。

「Reuse×Tech Conference for 2020」で講演の舞台に立つのは、今後の業界を引っ張っていくであろう企業ばかり。そこから手に入る情報は、きっとビジネスに役立つはずです。懇親会などで得られる人脈が、困ったときに頼れるビジネスパートナーになる可能性も十分あります。

1〜3年程度の息の短いビジネスなら、自社だけでもなんとかなりますが、5年、10年、15年ともなれば、色々な人の手を借りて経営する必要があります。長期的な視野で自社のビジネスを考えているリユース・リサイクル業者は、そうした人脈に出会うためにも、本イベントに参加してみてはどうでしょうか。